おせんべいの由来とは?日本の伝統菓子の歴史を紐解く
2025.08.20
日本の代表的な伝統菓子「おせんべい」は、長い歴史を持つ素朴で親しみやすいおやつです。
その起源は古く、米を主原料とした焼き菓子として江戸時代から庶民に愛されてきました。
おせんべいの誕生秘話や名前の由来を知ることで、より深く日本の食文化に触れてみましょう。
◇名前の由来
「おせんべい(煎餅)」という名前は、江戸時代の草加宿(現在の埼玉県草加市)の団子屋を営んでいた「おせん」という名前の女性に由来します。
他には、漢字の「煎餅」は「餅を煎る」ことを意味し、保存食としての役割と、日本の「もったいない」精神が込められた食品でもあります。
◇おせんべいの歴史
せんべいの起源は、古代中国・前漢時代(紀元前202年~西暦8年)にまでさかのぼり、当時は祝いの場で供される特別な菓子でした。
日本には飛鳥時代に伝わり、奈良・平安時代にはすでにその存在が記録されています。
江戸時代には現在のような米を使ったせんべいが広く親しまれるようになります。
特に醤油の発明以降、焼いたせんべいに醤油を塗る製法が江戸周辺で普及し、手軽な間食や旅のお供、お土産として庶民の間に定着していきました。
神奈川県・大雄山で長年愛されている「村上商店」のせんべいは、創業当時から変わらず、手作り・手作業にこだわりの逸品。
生地作りから焼き上げ、梱包に至るまで、一枚一枚を丁寧に仕上げるその姿勢は、地元の伝統と温もりを感じさせてくれます。
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